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サージテルで先生の何が変わったのか?

陶山 新吾 先生の写真

Interview6

自分の眼で「治療がきちんと出来ている」と確信できる。だから、患者さんにも「ちゃんと治っていますよ!」と自信を持って言えます。

陶山歯科医院院長、陶山新吾先生。
お父様から引き継いだ医院を、1年前にリニューアルオープンしました。
自身の“メンター”と出会った勤務医時代、拡大への気づき、最高倍率のサージテルで得られたもの、そして今後の医院づくりについてお話を伺いました。

― 先生は開業する前、熊本の川崎歯科医院(院長:川嵜俊明先生)に勤務されていました。まずは当時のことからお聞かせください。

大学を卒業して医局に残ったのですが、歯科雑誌でよくSJCD会長の山﨑長郎先生の治療を見ていたんです。自分もこういう治療ができるようになりたいと思っていました。そのときに熊本SJCDの川嵜先生のことを知り、川崎歯科医院で研修させていただきました。数ヶ月間の研修でしたが、医局に戻ってからも“あそこで学びたい!”という気持ちが強くなり、お願いして勤務医になりました。
川嵜先生からまず感じたのは、「妥協しない」ということです。「このくらいでいいだろう」というのがありません。周りからはよく「厳しいでしょう」と言われましたが、実はあまり言われないんです。やはり自分でやっていかなければならなくて、いちいち教えてくれるとか、駄目出しされるとか、怒られるというのはあまりなかったです。自分でやったうえで聞いたり、見てもらうとバンっと言われますが。

川嵜先生に教えていただいたのは、保険であろうが何であろうが、ごまかしのないきちんとした治療をしなければならないという考え方だと思っています。ここで、私の歯科医師としての治療に対する心構えが決まりました。そして、この考えを実践するためには裸眼では無理だとわかりました。拡大しなくてはできません。

― そこで3倍のサージテルを使い始め、現在の10倍につながるわけですね。

はい。治療で「このくらいでいいだろう」と思ってしまうのは、やはり見えていないからだと思うんです。暗い口の中で小さい歯を見ても、カリエスがどこまであるかわからない。除去するときに隣接面を傷つけてもわからない。マージン形成後、歯肉が被ってきたのもわからない。そこでしっかり見えれば、若くて経験値が少なくても、ある程度できると思います。これができたのが3倍のときですね。

その後数年たって、例えばコンポジットをやっているときに、そのときは研磨もすごくきれいにできていると思っても、写真を撮って拡大して見ると「ここが駄目だ」と思うようになりました。だから、次の回に再研磨していました。

それが10倍にしたら、「自分が治療のときに見ているもの」と「後で写真で拡大して見るもの」がほぼ同じになったんです。それまでの3倍の治療に物足りなさを感じるようになっていたので、光がさした思いがしました。

10倍のサージテルを使うことで、レントゲンやCTを使って2次元でしか見られなかった細かいところを、実際に自分の眼で3次元で見ることができます。治療をするうえで最終的に信じられるのは、やはり自分の眼です。「きちんとできている」と確信でき、患者さんにも「ちゃんと治っていますよ」と自信を持って言えるようになったのはこのときからですね。

― 川嵜先生に勤務のお願いをしたり、物足りなくなったら倍率を上げたりと、陶山先生はどんどん変化を起こしていくタイプなのでしょうか?

いえ、どちらかというと逆です。むしろ保守的なほうなんです。ただ、それが良くないなというのは自分でも感じているので、変化するチャンスがあるときには絶対に逃さないようにしています。。

思えば歯医者を目指したときもそうだったかもしれません。父が歯医者でしたから、子どものときから後ろ姿を見て「人から感謝されて、良い仕事だな」とは思っていたんです。でも高校までは何も考えずに遊んでばかりいました。結果、歯学部に入るのに二浪しましたが、入学してからは今までさぼっていた分、頑張らなければと思いました。

開業についてもそうですね。川崎歯科医院には6年間いましたが、“川崎歯科医院の陶山ではなく、陶山歯科医院の陶山で勝負したい”と思うようになりました。そこで父の歯科医院に帰って来て、院長として川崎歯科医院に負けない医院を作ろうとリニューアルオープンしたんです。

10倍にしたのは、自分が本当に納得できるきちんとした治療をするためです。サージテルという道具で環境を作れるのですから、躊躇はしなかったです。

― 開業して1年たちました。今後、どういう医院づくりをしていきたいですか?

既に取り組んでいることですが、スタッフ全員で拡大する歯科医院づくりです。妻も歯科医師ですが、今、私が使っていた3倍でトレーニングをしています。歯科医師が拡大して精度の高い治療をしていくのはもちろん、メインテナンスを担当するスタッフにもサージテルを使ってもらいます。拡大して治療したものを、拡大してメインテナンスするということです。私自身はもう1日中10倍を使っていても違和感がないので、スタッフにもそんなふうに慣れていってほしいです。

やはり、医院の基本となるのは「妥協しない治療とメインテナンス」。このことを教えてくれたメンターである川嵜先生に早く追いつき、そして追い越したいと思っています。

2014年4月3日のニュースレターより抜粋

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