INTERVIEW02
中塚 健介 先生

ゴルフはアドレスで決まる。外科処置はポジションで決まる。

中塚 健介 先生

NAKATSUKA DENTAL(大阪府門真市)

EVK350/800(5倍/10倍) Micro Odyssey

  • 口腔外科医のこだわり
  • カスタムが実現するもの
  • 常に同じ環境で治療する

専門とする口腔外科で5倍、それ以外の治療では10倍のサージテルを使う中塚健介先生。
先生の大きなこだわりは、作業距離を43cmにカスタムしていることです。口腔外科でサージテルが必要な理由と、カスタムが実現するものについて、お話を伺いました。

サージテルを使って
“ゼロ地点”に立つ

拡大鏡を使い始めたのは、大学院の口腔外科にいたときです。使ってすぐに、“これは絶対に必要だな”とわかりました。口腔外科では、第三大臼歯の抜歯など、口の一番奥を覗かなければなりません。切開するにしても、神経や血管を判別しなければならないし、骨や歯の状態もわかっていなければならない。盲目的な作業では危険過ぎますから。

拡大鏡を使うようになって、「見える」ということがどれだけ不安を取り除いてくれるのかが、わかりました。見えれば、出血してもすぐに止められます。だから、攻めることができるというか、躊躇することがなくなるんです。

使用機器: EVK800レーダー/EVK350ルーペ/RX全視界ダイレクト度付きレンズ/LEDライトシステムMicroオデッセイ

院長というのは、すごくいろんなことを考えながら診療しています。スタッフはちゃんと働いているかな、とか(笑)。ストレスだらけなんです。その最たるものが、治療での「見えない」という不安。言ってみれば、サージテルは不安を消すためのツールですね。

僕は、拡大鏡を使うのは当たり前のことだと思っています。見えないのに患者さんの歯をビーって削れるわけがないですよね。裸眼でやるというのは、不安に思っていないということ。それ自体が怖いと思います。僕は見えないという不安があるからサージテルを使う。プラスアルファの治療をするために使うんじゃないんです。使って、不安を消して、やっと治療をするためのゼロ地点に立っただけ。そう思っています。

常に同じ環境で
治療するために備える

「僕のサージテルはカスタムメイドです。オークリーレンズを度付きにして、作業距離も43cmにしてあるんです。この距離が僕のこだわりで、自然に脇が締まり、腕がカマキリのようにならず、無理なく力をかけられます。

ゴルフってアドレスで決まると言われていますよね。ボールに対して、足の位置を決めて姿勢をとる。このアドレスがきちんとできると、良いスイングができて良いスコアを出せる。

外科処置も似ているんですよ。自分に合わせてカスタムしたサージテルを使うと、良いポジションが取れて、良い結果を出せます。

実は、そんな大事なサージテルを失くしかけたことがあって……。名古屋に出張した帰り、新幹線の券売機の所に置き忘れてしまったんです。幸い、駅員さんが見つけてすぐ送ってくれました。たとえ代替品のサージテルを借りても、カスタムされていないから、すごくストレスになったでしょうね。

そのとき感じたのが、常に同じ環境で治療できるように備えておくことの重要性。環境とは、カスタムしたサージテル本体とライト。「ノーズパッド」やライトのケーブルを固定する「Oリング」もです。なければ結構なストレスになりますから。これらのスペアとストックがあれば、万が一のときでも治療を止めずに済みます。サージテルが体の一部のようになっているからこそ、この備えは必要ですね。