INTERVIEW
01
秋庭 宏美 さん(左)/ 川口 奈美 さん(右)

見逃しに気づくことが、
学びになり、成長になる!

秋庭 宏美 さん(左)
川口 奈美 さん(右)

ハートデンタルクリニック(埼玉県)

EVK650/350(8倍/5倍)
High Intensity / Micro Odyssey

  • もっと早く使いたかった
  • 国家資格を取ったらサージテル
  • 見る大切さを知るべき

「最初は私たち、拡大鏡なんかなくたって大丈夫と思ってて。どちらかというと否定的だったんです(笑)」
院長に言われるがまま使い始めたサージテル。しかし1年が経った今、秋庭宏美さんも川口奈美さんも同じことを感じていました。
「もっと早く使いたかった!!」
その理由は、自分たちの成長につながっているからだといいます。

「国家資格を取ったら拡大鏡」を法律にしてほしい!

歯科衛生士業務って、見えないところを感覚で行なうことが多いですよね。スケーラーの当たっている感じで、歯石を確認したりとか。なので、最初に院長からサージテルを渡されたときは正直、「結局手の感触が一番なんだからかける必要ないじゃん」という感じでした。

だけど実際に使い始めたら、見えないところが見える! 裸眼では気づかなかった細かい炎症も見える! 結果、「もっと早く使えば良かった」と思いました(笑)。

たとえば患者さんの磨き癖なんかもわかります。歯面や歯肉の状態をよく観察すると、一生懸命磨いているがゆえに逆に傷つけてしまっている方もいる。ブラシの当て方を見直すきっかけになり、正しいケアへ修正できます。医院から外に出れば患者さんは日常に戻っていくわけですから、普段の習慣を支えることにもつながるんです。

今はもう、サージテルなしじゃ不安。むしろ、「国家資格を取ったら必須」という法律をつくってほしいくらいです。実際に使うようになってからは、患者さんに還元できることが増えましたね。歯科衛生士の仕事を全うするためにも、〝見える〟ってすごく必要なことなんじゃないかなと思います。

歯科衛生士の卵のうちから、見る大切さを知るべきです

私、学生時代から「歯科衛生士になりたい!」っていうのが全然なくて。たぶん周りからも結婚してすぐ退職するタイプって思われていた気がします。自分でもそう思ってたし(笑)。だけどここ1、2年、仕事がすごく楽しいんですよ。友達からも「そんなにバリバリ働くとは思わなかった」って言われるようになりました!

そのきっかけのひとつとして、サージテルを使い始めたこともあると思います。見えてしまうことでへこむことも多いんですけど、見逃していたからこそ注意するようになるんですよね。こんなところに歯石が残っていたんだとか、初期カリエスの前兆に気づけてなかったなとか……。自分の足りていなかったところが、かえって学びになるんです。

もしできるのであれば、専門学校でも導入すればいいのにって思いますね。授業の中で肉眼とサージテルの見え方の違いを体験する。歯科衛生士って患者さんの一生を背負う仕事だし、そういうものがあるんだってことを知っておいて損はないです。卵のうちから使いこなせるようになったら、仕事ももっと楽しくなりそうですよね。