安谷屋先生の歯科医師人生は、サージテルと共に始まったそうですね。
はい。大学の研修先として中村歯科医院へ見学に来たとき、ドクター全員が『サージテル』をつけていたんです。プロフェッショナルな集団って雰囲気が伝わってきて、単純に「カッコいいな」「つけてみたいな」と思いました。そうしたら研修初日、「これ使っていいよ」と医院に準備してあったライト付きの6倍を貸してくれて。そりゃあ、うれしかったですよ。
上の先生がみんな使う中で、研修のときから当たり前に使わせてもらえたのは本当にありがたいことだと思っています。何の疑問もなく「歯科医師とはそういうものなんだ」と入り込めましたから。だから逆に、サージテルを使わないパターンというのがわかりません。
はっきりいって、サージテルがなかったら形成へのこだわりとかもあまりなかったと思います。姿勢もずっとかがんだりってなりますよね。長い歯科医師人生を考えたら体のためにも絶対にあったほうがいいし、口をのぞきこむように見ていれば見た目にもカッコ悪い。何より、拡大することで治療のクオリティが上がるわけです。使わない理由は見当たりませんよね。
「この恵まれた環境の中で、インプラントも含めて全顎的な治療を学びたい」
心が動いて、というか心をつかまれて、研修終了後にそのまま就職しました。中村歯科医院と出会わなければ、きっと今の自分はないと思います。人生が変わるって、こういうことなのでしょうね。