加々美 太輔先生

サージテルは、楽しく厳しい歯科治療の出発点!

加々美 太輔先生

Ippin Dental Practice(東京都)

EVK650(8倍) High Intensity

「サージテルに出合っていなかったら、まったく別物の歯科医師人生になっていたでしょうね」
こう語るのは、Ippin Dental Practiceの加々美 太輔先生。
研修医時代から拡大にこだわり、誠実さを貫き、丁寧な仕事を突き詰めてきました。
その芯の通った姿勢が人を呼び、道を拓いています。

「実践なき理論は無力」 技術なしに患者さんは救えない!

『サージテル』との出合いは研修医時代。デンタルショーでたまたま見かけて試してみたんです。そうしたら、見える世界がぜんぜん違って。「これは必要だ!」と即決でした。

研修医や若手のドクターに聞くと、「まわりが使っていない中で自分なんかが……」という人がけっこういます。でも、よく考えてほしいんです。あなたはまわりのためにサージテルを使うんですか? 患者さんのためでしょって!

上の先生の理解がないケースも見受けられますよね。「サージテルを使うのはまだ早い。手を動かせるようになってからだ」と。でも本来、手を動かすために〝見る力〟が必要なのではないでしょうか。

研修が終わってからの1年間で、よい治療を見るために50軒以上の歯科医院を見学させていただきました。その中で出合ったのが、「実践なき理論は無力である」という言葉。今でも好きな言葉です。知識だけでは患者さんは救えません。責任を持った歯科治療を行なうためには、知識に基づいた技術が不可欠です。

サージテルで見ることは、この技術の部分に大きく影響を与えます。というより、〝なくてはならないもの〟と考えています。

絶対にブレてはいけない 自分自身との約束

あれから8年、僕の歯科医師人生とサージテルは完全にセットです。あのときサージテルと出合っていなかったら、裸眼のまま普段の診療をしていたら……。僕の中の基準は上がることなく、患者さん以前に自分を満足させることすらできなかったと思います。きっと自分の治療に言い訳していたし、まわりに対して卑屈になっていたし、人との出会いにも恵まれていなかったはずです。

「誠実で丁寧に、誇りある治療をすること」

昔から変わらず優先順位のてっぺんに置いている自分自身との約束です。そのためには高い技術が必要であり、それを培ううえで〝拡大〟は絶対条件。そう考えると、僕にとってサージテルは一つの原点で、出合いには本当に感謝しています。

世界レベルの歯科技工士さんとの出会いが大きな転機に

2年目には、若く優秀な先輩6人と〝若手の若手による若手のための勉強会〟も立ち上げました。最終的に100人くらいの規模になったのですが、そのときの勉強会で講師を招聘する際に「海外から帰国したばかりで、とても情熱的な歯科技工士さんがいる」とご紹介いただいたのが、Ippin Dental Laboratoryの旗手(はたて)勝浩さんでした。

旗手さんは学生時代から日本の歯科業界の仕組みに疑問を抱き、それを改革するため卒後5年目に世界トップレベルの環境を求めて渡米。ロサンゼルスの歯科医院に就職して多くのことを学び、その後8年間現地で開業して日本に戻ってこられた、世界屈指の歯科技工士さんです。

勉強会の後の懇親会で仲良くさせてもらったのですが、とにかく話が弾むんですよね。キャリアは大きく違うものの、歯科医療に対する考え方がすごく似ていて。その旗手さんから「一緒に仕事をやらないか」と声をかけていただいたんです。まだ4、5年目で技術も経験も浅い僕をパートナーに選び、タッグを組むと言ってくれた。僕の気持ちに賭け、僕という人間に投資をしてくださったんだと思います。そうした経緯があって生まれたのが、この完全自由診療のクリニックです。

サージテルが、歯科医師と歯科技工士の信頼をつなぐ!

最初はもちろん、技術も何も及びませんでした。でも旗手さんからフィードバックをいただいたり、最高峰の技工を実際に見せていただいて感じたことがあります。サージテルは、歯科医師と歯科技工士の信頼をつなぐコミュニケーションツールだということです。

型取りをして模型におこす。それを拡大鏡で見ると、面のキレイさがわかるんですね。しかも歯科技工士さんは、僕らよりもっと拡大して見ているわけじゃないですか。そういう人と仕事をするうえで、裸眼じゃ話になりません。

ザラザラ・ゴツゴツ・デコボコしたものしか作れない技量の低いドクターが、歯科技工士さんに「いいものを作ってください」と言ったって無理に決まっています。丁寧に歯が整えられ、誤差少なく型取られた模型をバトンタッチしてはじめて、意味が出てくる。「この先生はしっかり仕事をされているな」というのは、どんな歯科技工士さんでも模型を見れば一瞬でわかります。それこそ、サージテルを使って丁寧な仕事をすれば、しゃべらなくてもコミュニケーションになるんです。

口の中は暗いし、削りづらい。当たり前ですが、失敗も許されません。手の動きだけじゃ絶対に無理で、やっぱり〝見る〟ことがベースになります。そしてその高い基準の目は、サージテルを使うことで近づけられるということですね。どんな世界を見るか。技術はその後についてくるものだと思います。

毎日毎回、0.1歩でも前に進む。それを積み重ねていけば……

サージテルのおかげもあって、技術はどんどん上がっています。僕自身、とりわけセンスがあるわけではなく、反省して調整していくタイプです。常に「何で何で?」ってやっています。だって、理由は必ずあるわけですから。それを発見したときの「あっ!」という驚きが大好きなんです。

学んだことを患者さんに還元する。その結果、培われるのが経験ではないでしょうか。自分がしたことを考察して、改善点を見つけて、それがたとえ0.1歩だったとしても前に進んでいく。ある意味、〝修正力〟は僕の強みかもしれません。

先日も、大阪から定期的に患者さんとして来てくださっているドクターに「前回からかなり工夫されているのがわかる。反り方や力のかけ方にもいい意味の変化を感じる」と言っていただけました。

こういうフィードバックをもらえると、本当にうれしいですね。旗手さんとも話すのですが、「3年かかって取れない技術は10年かけても取れない」って。だから、できるだけ効率よく高い技術を身につけることが大切。それを常に頭に置きながら取り組んでいます。

患者さんにとって最善の治療を突き詰める毎日が、超楽しい!

完全自由診療の歯科医院として口コミや紹介をメインにやっており、患者さんが多いとはまだ言えません。ただ、一人ひとりとの絆はすごく強いです。途中で治療が中断する方はほぼいないですし、たくさんの方がメインテナンスでも通ってくださっています。これは僕らの強みであり、当たり前の結果だと捉えています。

「信じる道を、ただ誠実に、丁寧に。高い技術を持って」

僕らの進んでいる道が間違っていないことは、着実に広がっている患者さんの輪が示してくれていると思います。自分に言い訳をせず、患者さんにとって最善の治療を行なう。それができている今は、毎日が超楽しいです!

  • 【ユーザーインタビュー】 Ippin Dental Practice 加々美太輔先生