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渡邊 幸太朗先生

歯科医療の真髄は、裸眼では見えないところに詰まっている!

渡邊 幸太朗先生

医療法人社団 精密審美会
銀座しらゆり歯科(東京都)

EVK650(8倍) High Intensity

「自信を持った治療ができているのは、見えるからです。そうでなかったら、間違いなく今と同じ治療はできませんね」
こう語る渡邊幸太朗先生の歯科医師人生は、スタート時から『サージテル』とともにありました。
3倍から6倍、そして8倍へ!
拡大下で経験を積むのと積まないのとでは、雲泥の差が生まれる。
「60%でいいや」を100回繰り返すよりも、100%出し切った治療をすることが本当に成長できる近道である。
加速度的に進化を続ける渡邊先生にお話を聞きました。

しっかり見て評価することが、歯科医師としての第一歩

渡邊先生

表参道の分院長をしている福本健生先生が、同じ広島大学の出身だったんです。彼の紹介で見学に来たのがきっかけでした。銀座という地でどういう治療をするんだろう。想像もつかなかったので、これはいいチャンスだと。

実家は岐阜です。当初は広島に残るか東海圏に行くかで考えていましたが、実際に妥協のない治療をしている先生方の姿を見て引き込まれたんですよね。それが一番、患者さんのためになる。そう思って、こちらでお世話になろうと決めました。

妥協のない精密な治療を可能にするのがサージテルです。「拡大下で精度の高い治療をする」というコンセプトを実行していくために、必要な器具を使ってしっかり見る! 「すべての歯科医師がサージテルをかけている」という徹底ぶりは見学に行く前から聞いていましたが、やっぱり生で見ると圧巻でした。

それほどに患者さんのことを想って仕事と向き合っている。河野裕二理事長の揺るぎない信念に感銘を受けました。当時はまだ、〝いい治療〞というのが何なのかわからなかったです。ただ、見えないと治療できないということは僕でもわかりました。勘や手探りではなく、しっかり見て何ができて何ができていないのかを評価する。技術うんぬんよりも大事というか、歯科医師としての第一歩というか。そこからがスタートですよね。

サージテルがなかったら、怖くて口腔内を触れない

「サージテルをかけないと、いっさい口腔内を触らせないよ」

その考えのもと、他の人より早く拡大世界を標準にできたのは大きかったです。3倍からスタートして、次は6倍、さらに8倍へ。いつの間にか拡大しないと治療できない体になっていました。

特に8倍に上げてからは、だんぜんラクになりましたね。ライトとのコンビで見ると、さらに違います。明瞭化して、どこをどうしなきゃいけないかがはっきりするんです。ちょっとしたところの段差や凹凸に気づくことができ、補綴の適合具合や形成の精度が格段に上がりました。しかも凝視しなくてもパッと見えるので、確認の時間が減ったように思います。それで時間を取られるのって、けっこうストレスだったりするんですよね。

臨床に飛び込んですぐサージテルを使い始めたので、単純に裸眼との比較はできません。でも、
「拡大しないのは考えられない」「サージテルがない世界には戻れない」ということだけは断言できます。サージテルは治療の必需品。これなしでは患者さんのお口を触りたくない。理事長の言葉の意味が今はよくわかります。それくらい〝かけがえのないもの〞になっています。

ミクロの世界に踏み込まなければ、患者さんとの約束は果たせない

渡邊先生

歯科治療の真髄というのは、裸眼では見えないところに詰まっていると思います。その見えないミクロの世界に踏み込むには、サージテルが必要不可欠です。

当院のホームページには、マイクロスコープと拡大鏡を併用した〝精密歯科治療〞というコンセプトが明確に打ち出されています。「こだわってやってくれるんですよね?」と期待して来院された方々に応えなければいけない。そのとき、「裸眼より確実に質の高い治療を受けていただき、長期的にいい状態をキープできる」ということは100%言えるわけです。

もちろん、実現可能な治療には限界があります。患者さんがどういう治療を望まれているかをカウンセリングでしっかり聞き、〝できる・できない〞をはっきり申し上げる。そうした中でサージテルによる拡大処置は、可能な限りの治療を提供するために有効だと感じています。

僕の基準は、自分自身が受けたいと思える治療をすること。ゴッドハンド的な治療をしたかったり求めているわけではありませんよ。カリエスを取り切るとか、ピッタリした補綴物を入れるとか、できることを1つひとつキチッとやることを大事にしています。僕らがやっているのは医療であって、絶対に守らなければいけないものがある。そこを守っているだけです。

同期や後輩からの突き上げが、ストイックに打ち込む原動力に!

正直サージテルと出合っていなかったら、見えないことを言い訳に毎日ラクしていたかもしれません(笑)。だって見えなければ、よいも悪いも判別がつきにくいですよね。それが回り回って患者さんの不利益につながる可能性があると思うと、怖いなと考えてしまいます。

やっぱり職場環境は大きいです。すべてのスタッフが常にベストを尽くそうと研鑽を積んでいるし、よりよい治療をできるように振り返りも欠かしません。みんな、勉強熱心でハングリー。そして、頑張っている人にはチャンスがちゃんと巡ってくるシステムになっているんです。そういう成長意欲の高い集団の空気感が、自分も成長しないといけないと思わせてくれています。

とりわけ同期や後輩からの突き上げがすごいんですよね。近い年代の人たちが頑張っていることほど強い刺激はありません。彼らに負けまいという気持ちが原動力になったのは確かです。少しでも気を抜くと、あっという間に追い抜かれてしまいますから。

じつは今度、新橋に開業するクリニックの院長を務めることになりました。ユニット8台、ドクター2〜3人、歯科衛生士4人の体制でスタートする予定ですが、法人としての一貫したコンセプトを掲げて同じ基準、同じ波長でやりたいと思っています。そのうえで、うちの医院ならではの特色を打ち出していくための新しい雰囲気をつくり上げていければいいですね。

誰が担当しても、精度の高い医療を提供する

渡邊先生

・カウンセリングのときから親身にお話を聞いて、患者さんが悩みや希望を遠慮なく言えるよう寄り添う

・ 患者さんの思いを正確にくみ取り、矯正から何から 1ヵ所で完結できるようにトータルで治療を提案する

・ そのすべてをメインテナンスによってカバーしていく

こうした流れを大切にしながら通いやすい雰囲気をつくり、いろいろな人に開かれたクリニックにしたいですね。治療だけで終わりにしない。そこをスタートにして患者さんの幸せがずっと続くようサポートできたら、こんなにうれしいことはありません。そのために予防にも力を入れていきます。

もちろんドクターは全員、拡大診療を行ないます。あの先生は拡大しているけれど、この先生は拡大していない。これでは話になりません。すべてのスタッフが責任と自覚を持ち、誰が担当しても精度の高い医療を提供する。僕の治療というより、医院自体の治療をよいと感じて通っていただけるのが最高ですよね。「この人たちなら任せてもいいな」と思ってもらえるかどうか。拡大チーム診療は、その核になるものだと考えています。

100%の力でやり切る。それを積み上げることに意味がある

とにかく1回1回、1秒1秒、100%の力でやり切ることが大事です。そのときにサージテルがないと、どう頑張っても60%しか出せません。僕からすると「60%でいいや」というのを何回もやるより、100%の力でやり切ることを積み上げていくほうが圧倒的に成長できると思っています。当然ですが、拡大しても「こうしておけばよかったんじゃないか」というのはあります。でもだからこそ、そこに近づくためにサージテルが必要なんです。

一番うれしいのは、患者さんが感謝してくれること。その結果、お口の健康を守るために継続来院してもらえることです。「治療を受けてよかったです」「痛みが消えました」「気にせずご飯を食べられます」といった言葉はもちろん、「ありがとうございます」のひと言だけでも救われるし、「また頑張ろう、もっと努力しよう」という気持ちになります。そのモチベーションが得られ続ける限り、僕が歩みを止めることはないですね。

  • 【ユーザーインタビュー】 銀座しらゆり歯科 渡邊幸太朗先生