鄭 尚賢 先生

サージテルは自己実現ツール、歯科医師にとっての〝自信〟です!

鄭 尚賢 先生

医療法人社団パーフェクトスマイル(東京都)

EVK650(8倍) High Intensity

「なぜこうなったのか。どうなりたいのか。そして、そのためにどう治すのか。そこをコミュニケートしていくことが大切です」
こう語る鄭 尚賢(てい しょうけん)先生にとって、サージテルは治療技術の向上だけでなく、コミュニケーションの質を上げるうえでも大切な役割を果たしているそうです。

歯科医師人生のピースとして欠かせないもの

まるで翼を得たような感覚でした! やりたい治療をできる自分になれる。サージテルはまさに自己実現ツール、歯科医師にとっての〝自信〟です。

たとえば小さいころ、「大人になったらあの車に乗るんだ」と夢見たりしますよね。それと同じで、「歯科医師になったらサージテル」というのが1つのステイタスに。僕はクラシックカーにもこだわりがあって大切にしていますが、サージテルはそれ以上に価値ある買い物です。歯科医師人生のピースとして欠かせないものだと思っています。

サージテルの世界に飛び込むと、成長は圧倒的に速いです。見えるから、ごまかしがきかない。そのごまかしようがない世界に自分の身を置くかどうか。そこを求めるかどうかで未来は大きく変わってきます。

年齢も経験も関係ない。すべてのドクターに必要です。

歯科における疾病というのは、口腔内細菌が原因。つまり、目に見えないことを扱っているわけです。それなのに裸眼では太刀打ちできませんよね。

細菌学などのベーシックなサイエンスをきちっと紐解くと、治療成功のカギは清潔な歯にあることがわかります。サージテルの高倍率をかけてからは本当に細部まで見えるので、歯の周辺をキレイにしないと気が済まなくなりました。いきなり麻酔をして削り始めない。まずは清掃! 以前はそのことを本当の意味で理解できていなかったかもしれませんね。

あと僕自身もそうでしたが、若いときって好奇心旺盛で歯科の専門誌をたくさん読むじゃないですか。ただ、そこに載っているのは倍率の高い症例写真。自分がふだん裸眼でやっている治療の質とは乖離があります。サージテルは、その理想と現実のギャップを埋めてくれるんです。

研修医であっても、卒後間もない若いドクターであっても、ベテランの先生であっても、同じように必要だと思いますよ。技工士さんだって、意識の高い人は使っているわけです。我々がそのレベルに達していないようでは話になりませんからね。

ここからの10年、若い先生を育てたい

「若い先生たちと一緒にいい治療をして、みんなが自己実現している。そして、その連鎖がサンゴ礁のように広がっていく」

30歳のときに、ふとこんな想像をしました。それが少しずつカタチになってきているのは確かです。2008年に27歳で八王子に開業して、2010年に法人化。2014年に三鷹、2016年に荻窪、2018年に吉祥寺という順で拡大してきました。今度、三鷹をリニューアルしてユニットを8台に増やします。

結局、全部を自分でやっていたらダメだって気づいたんですよね。前に進む努力をするためには、仲間が必要だぞって。今こうやって分院を出していますが、それによって1軒目が7割になってしまったら意味がありません。最初の医院が成長し続け、次の医院も向上して、そのときに初めて自分が労力をかける意味が出てくると思うんです。

僕の役割は、どうしたらよりよい状況になっていけるかを考え続けること。現在、4医院を合わせると常勤の勤務医が20名います。ほかにも歯科衛生士をはじめ、たくさんのスタッフや協力会社の人たちに支えられています。医院を安定的に運営してくれる仲間に恵まれたからこそ、理事長としてやるべきことができているんです

若い先生と目指すところを共有しつつ、彼らのライフプランをサポートしていく。40歳になった僕が、ここからの10年でやるべき役割だと思っています。開業したころと比べると、高いレベルを渇望するドクターが「ここに勤めたい」と言ってくれるようになりました。そんな彼らと一緒にやれていることが、僕自身が成長した証なのかもしれませんね。

どうやって治すかは枝葉。幹はあくまでコミュニケーション

「患者さんに満足してほしい」

それがすべての出発点です。いい治療をして長期安定する修復物を提供する。僕自身が満足できる治療をすれば、おのずと患者さんもうれしいはずです。患者さんが喜んでくれたら、僕もさらにうれしくなる。その喜びの循環をつくり上げていきたいんです。

僕が考えるいい治療とは、患者さんの頭の中がクリアになっていること。若手の先生って、口の中を診るとどう治そうかということばかりに頭が支配されがちですよね。でも一番大切なのは、人との関わり。患者さんとの会話の中で「どうしてこうなったのか」「これからどうなりたいのか」を聞き出し、そこで初めて「どう治すか」が出てくる。それがない中で治療しても繰り返すだけです。生活習慣を改善できなければ、何をやっても一緒。そこを、僕らの言葉でいかに越えていくかなんですよ。だからこそ、コミュニケーションを幹として自分の中に置いておかないと! どうやって治すかは枝葉の部分。そのことをわかってほしいですね。

それでもまだ、自分が受けない治療をやり続けますか?

残念なことに、日本人はたった5%しか定期検診を受けていません。なぜかというと、保険診療が主流で安く治療を受けられるから。でもそれは、長く持つことにフォーカスされていない治療だったりする。その現実を患者さんは知らないんです。

保険診療……歯科医師が受けない治療ですよね。僕たちは本来、自分が受けない治療をやり続けることへのジレンマを持っていなければいけないと思います。では、なんで受けないのでしょうか。それは知識があるからです。その知識を患者さんに届けるためには、コミュニケーションが不可欠です。

もちろん、イコール自費ということではありませんよ。それぞれの人にそれぞれのライフステージがある中で、今はその選択をするのが難しいかもしれない。でも、今後の人生で役立つタイミングがきっとあるはず。いざそうなったときに正しい判断ができる知識を持っていてほしいんです。

そのために患者さんと余裕を持って話をして治療もしてってなると、1日8人が限界ですね。30人も診ていたら、自分がその日に何をやったか覚えていられません。歯科医師というのは、頭も口も手も動かして時間のかかる仕事。そこを疎かにしてはいけないと思います。

サージテルが、治療とコミュニケーションをつなぐ!

僕たち歯科医師は、患者さんから「先生」と呼ばれます。先生とは、教え導く人。だとしたら、そういう意識で接することが大切ですよね。セブンイレブンに行けば、どこの店舗でも同じおにぎりが食べられます。でも、歯科医療はそうはいかない。ドクター次第で結果がぜんぜん違ってくる世界なんです。僕を選び、僕というフィルターを通ってくれたからこそ、「歯医者に対する価値観や健康観が変わった」と言ってもらえるようなコミュニケーションを続けていきたいですね。

若い先生に伝えたいのは、今の最大値で留まってはいけないということ。少しずつハードルを上げて、殻を破って、自己ベストを更新し続ける。そのためにも治療の技術と同じくらい、いやそれ以上にコミュニケーションを大切に思えるようになってほしいと願っています。

サージテルは、治療技術を向上させてくれるツールです。でも、それだけでなくコミュニケーションの質も上げてくれるんです。なぜなら得られる情報が質的にも量的にも変わってくるし、そこから読み取ったり感じ取れることが広がるから。当然、患者さんに伝える言葉や還元できる内容も深くなりますよね。

治療とコミュニケーションをつないでくれる――。僕としては、それこそがサージテル最大の魅力だと思っています。

  • 【ユーザーインタビュー】 医療法人社団パーフェクトスマイル 鄭尚賢先生